交通事故・刑事事件に加えて借金問題・労働問題の対応を本格化しています。

【アルバイト】逸失利益に性同一性障害が考慮された事例。

認容額 2549万9151円
年齢 25歳
性別 男性
職業 アルバイト
傷病名

外傷性くも膜下出血、脳挫傷、外傷性脳神経損傷

後遺障害等級 5級
判決日 平成20年10月27日
裁判所 岡山地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成15年8月17日午前0時10分ころ、岡山県倉敷市阿知3丁目10番33号先の国道429号線において発生した。被害者が自転車に乗って本件国道を北西側から南東側に横断中、本件国道を北東から南西に走行してきた加害者の車が衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故により受けた負傷で、15日間の入院治療を行った。また、退院後はリハビリの為いくつかの病院に通院し、その合計実日数10日である。

後遺障害の内容

本件事故により被害者は、後遺障害等級5級に該当する後遺障害を負うとともに、高次脳機能障害のため精神障害等級2級に該当する後遺障害を負った。

判決の概要

本件事故は、交通事故の被害者が、高卒で働き始めたこと、当該事故の間まで短期間のうちに転々と職を変えておりその内容もアルバイトが多かったこと、性同一性障害者であり同障害に対するホルモン治療を継続していた上性別適合手術を強く希望していたこと、当該被害者が当該事故当時25歳と若いこと等の事情が認められるときには、賃金センサス男性労働者高卒全年齢平均賃金の8割を基礎収入とするのが相当である。

認容された損害額の内訳

治療関係費 73万3212円
入院雑費 2万2500円
通院交通費 7540円
休業損害 183万円
逸失利益 5357万0267円
慰謝料 1870万円
損害のてん補 -1423万2609円
弁護士費用 230万円
過失相殺 -3743万1759円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

あわせて読みたい