【アルバイト】緊急車両との追突事故。認容額約2千万円。

認容額 2141万2319円
年齢 23歳
性別 男性
職業 ガソリンスタンドアルバイト
傷病名

頸椎亜脱臼、第七頸椎骨折

後遺障害等級 10級
判決日 平成20年12月4日
裁判所 東京地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成16年11月8日午後1時53分ころ、東京都文京区後楽1丁目3番先路上において発生した。被害者がバイクを運転して水道橋方面から春日方面に向かって進行し、本件事故現場にある横断歩道を青信号に従って通過しようとしたところ、加害者(警察官)がパトカーを運転して反対方面から進行し同横断歩道上を転回しようとして被害者バイクの進行車線にパトカーを進入したため衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故によりおった負傷で、27日間の入院治療と、退院後36日間の通院治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故により被害者は、脊柱障害につき「脊柱に変形を残すもの」として後遺障害等級11級7号、左手しびれ及び左手痛につき「局部に頑固な神経症状を残すもの」として後遺障害等級12級13号に該当し、後遺障害等級併合10級と判断された。

判決の概要

本件事故は、交通量の多い幹線道路において、信号機による交通整理の行われている横断歩道上を反対車線に転回しようとした緊急自動車(パトカー)と反対車線の直進自動二輪車が衝突した事故における過失割合につき、緊急自動車運転者の過失を70%、自動二輪車運転者の過失を30%と認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 131万5260円
入院付添費 18万8700円
入院雑費 4万0500円
通院交通費 4万4100円
休業損害 157万8756円
逸失利益 2309万3843円
慰謝料 750万円
装具費用 4万8143円
文書費 1万0800円
バイク修理代 53万1500円
所持品 3万7427円
損害のてん補 -461万円
弁護士費用 195万円
過失相殺 -1031万6710円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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