【公務員】退職に関しての逸失利益が認められ、1500万円超

認容額 1592万8882円
年齢 45歳
性別 男性
職業 北海道職員
傷病名

脳挫傷(左片麻痺)、左膝骨折、右膝側副靭帯・十字靭帯断裂、右腓骨神経麻痺、右骨盤骨折、神経因性膀胱

後遺障害等級 5級
判決日 昭和56年8月31日
裁判所 函館地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、昭和46年5月29日午後8時40分ころ、 函館市五稜郭町30番4先道路上において発生した。道路を赤川方向から本町方向へ進行中の加害者運転の車と、右道路を白鳥町方向から五稜郭公園方向へ横断歩行中の被害者とが衝突したものである。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故による治療で、3つの病院で入院治療を行った。合計入院期間は約2年1か月、通院期間は約4年である。

後遺障害の内容

被害者は本件事故によって、入院、通院治療を受けたが、反射異常、平衡障害、排尿障害等の、自賠責後遺障害等級第5級第2号相当の後遺障害を残した。

判決の概要

本件事故は、横断歩道を歩行中、信号が青から黄、黄から赤に変わつたのに気づかず普通の速度で横断歩行を続け加害車と衝突した被害者に30%の過失相殺を認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 627万9360円
入院付添費 142万9700円
入院雑費 62万945円
通院交通費 7万4300円
逸失利益 2310万4188円
慰謝料 450万円
子供の監護費用 71万6000円
物損 16万3430円
既払金 -1140万2394円
弁護士費用 150万円
過失相殺 -1107万0546円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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