【公務員】加害者の信号無視による事故。認容額2千万超
認容額 | 2337万3901円 |
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年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 警察官 |
傷病名 | 骨盤骨折、膀胱破裂、左鎖骨骨折等 |
後遺障害等級 | 8級 |
判決日 | 平成6年3月28日 |
裁判所 | 大阪地方裁判所 |
交通事故の概要
本件事故は、昭和57年7月25日午前0時15分ころ、大阪市阿倍野区阿倍野筋3丁目9番10号先の府道交差点において発生した。本件交差点北側に設置された横断歩道を東から西へ横断中の被害者に、本件道路を南進して来た加害者運転の自動車が衝突した。
被害者の入通院治療の経過
被害者は、本件事故直後に搬送され112日間入院し治療を行った。その後、2448日間(実日数46日間)通院したが、後遺症が悪化し手術の為に再度入院した。再入院の日数は91日間である。
後遺障害の内容
本件事故により被害者は、神経因性膀胱・尿道狭窄・勃起不全及び右股関節中心性脱臼・左尺骨神経不全麻痺・左鎖骨骨折の後遺障害を残し後遺障害8級の認定を受けた。
判決の概要
本件事故は、夜間対面信号が赤色であったのに交差点に進入しようとし、かつ走行してはならない軌道敷上を走行した加害者の車と、横断歩道から約6.3m離れた横断禁止地点を横断しようとし、かつ加害者の車が進行してくる方向の安全確認が不十分であった被害者との
衝突事故につき、加害者と被害者の過失割合を8対2とした事例。
認容された損害額の内訳
治療関係費 | 138万3950円 |
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入院付添費 | 65万1200円 |
逸失利益 | 2586万5361円 |
慰謝料 | 770万円 |
既払金 | -710万6507円 |
弁護士費用 | 200万円 |
過失相殺 | -712万0102円 |
※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。
2016年4月22日 公務員