【アルバイト】学費の一部も休業損害と認められ、約1億円認容

認容額 1億1876万2245円
年齢 25歳
性別 男性
職業 専門学生(アルバイト)
傷病名

頭蓋骨骨折、頭蓋底骨折、気脳症、外傷性クモ膜下出血、脳挫傷、右顔面神経麻痺、右視神経損傷、右上眼瞼裂傷、呼吸筋麻痺、一過性四肢不全麻痺、両上肢麻痺、左多発肋骨骨折、左血気胸、左肺炎、左上腕骨折、左橈骨尺骨骨折、左大腿骨骨折、左膝蓋骨開放骨折

後遺障害等級 2級
判決日 平成19年5月8日
裁判所 名古屋地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成13年9月20日午前9時0分ころ、東京都北区王子5丁目3番18号先交差点において発生した。加害者が本件交差点で右折するに際し、直進してくる被害者の車を認めたにもかかわらず、一時停止することなく右折したため、加害者の車左後部と被害者の車が衝突した。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故で受けた負傷により、395日間の入院治療と7日間の通院治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故により被害者は、神経系統の機能又は精神に著しい障害、右眼視力障害・視野障害、左上肢の用を全廃、左膝関節の運動可能領域制限、長管骨に奇形、頸部の鶏卵大以上の瘢痕により併合2級に相当する。

判決の概要

本件事故は、被害者の休業損害として、同人が事故時に通学していた専門学校の学費の半期分(60万円、被害者は事故により通学断念)および、同人が事故時に得ていた月額アルバイト収入を基礎として6か月分を認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 312万3791円
入院付添費 271万6157円
入院雑費 187万2884円
将来介護費 3837万1026円
休業損害 96万円
逸失利益 1億0329万7797円
慰謝料 2600万円
家屋改造費 103万7585円
車両に関する損害 54万3050円
任意保険控除 -657万8331円
既払金 -1250万1141円
弁護士費用 440万円
過失相殺 -4448万0573円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

あわせて読みたい

電話で弁護士に相談する 0120-424-911 LINEで弁護士に無料相談する メールで弁護士に無料相談する