【アルバイト】後遺障害8級で、認容額約4800万円の事例

認容額 4886万5693円
年齢 22歳
性別 女性
職業 アルバイト、家事手伝い
傷病名

骨盤骨折、多発性肋骨骨折、右足関節外顆骨折、肛門周囲裂創、肺挫傷等

後遺障害等級 8級
判決日 平成17年1月31日
裁判所 大阪地方裁判所

交通事故の概要

本件事故は、平成9年9月30日午前7時20分ころ、大阪府東大阪市長田西1丁目の府道八尾茨木線路上において発生した。自転車(被害車両)を走行させていた被害者が、すぐ横を走行していた路線バス(加害車両)と接触し、転倒して骨盤骨折等の傷害を負った。

被害者の入通院治療の経過

被害者は本件事故による負傷で、167日間入院し、59日間通院し、治療を行った。

後遺障害の内容

本件事故による被害者の後遺障害は、肛門周囲裂創に伴う人工肛門設置につき9級11号に、骨盤骨骨折後の右腸骨~寛骨の変形につき等級表12級5号に該当し,併合8級と認定された。

判決の概要

本件事故は、被害者の後遺障害慰謝料として、女性でありながら生涯にわたり人工肛門を装着しなければならないこと、骨盤骨の変形によって産道が狭窄し、通常分娩が困難な状況にあること、腹部や大腿部などに複数の醜状痕を残していることなどを考慮し、1200万円を認めた事例。

認容された損害額の内訳

治療関係費 199万9820円
入院付添費 109万5500円
入院雑費 21万7100円
通院交通費 4万1650円
休業損害 497万9529円
逸失利益 2586万2503円
慰謝料 1480万円
症状固定までの消耗品費 36万2320円
症状固定後の消耗品費 266万1229円
物損 1万円
損害のてん補 -936万5035円
遅延損害金 220万1077円
弁護士費用 400万円

※その他、既払い額や損益相殺がなされ、判決認容額となります。

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